カトリック岩見沢教会 Q&A

教会を初めて訪ねたときは、どうしたらよいのですか?
教会の入り口に案内する人がいれば、「はじめてです」とおっしゃってください。親切に案内してもらえるでしょう。はじめはなにもわからなくてもいいのです。少しずつ、わかるようになるでしょう。

神父とは、どういう人ですか?
神父さまは、教会の指導者、神の道を教える人です。ミサを司式するので、「司祭」とも言われてます。皆のために祈り、信者を導き、教えを説くのです。子どもも大人も、年配の方も、どなたでも気楽に神父に話し、いろいろな相談や悩みを打ち明けることができます。

神になにを祈ればよいのですか?
祈ることは、まず、「神に感謝する」ことです。あなたがいただいたすべての恵みのために、神に感謝してください。今ここにいること、健康であること、幸せであることを感謝してください。すべての物事に対して感謝の心を大事にすることは、古来より日本に伝わる精神文化です。

教会の中を説明してください
教会は、私たちがともに神に祈り、教えを聞く場所です。そのために、みんなが一緒に集まれる広い場所となっています。入ってみると、正面に教会の中心となる「祭壇」があります。式を司る司祭は、この祭壇でみんなの祈りを神にささげます。特に、教会のいちばん大事な祈りである「ミサ」を祭壇でささげます。

日曜日の礼拝、「ミサ」とは何ですか?
ミサとは、カトリック教会で行ういちばん大事な祈りです。日曜日の他に、平日、また、結婚式、葬儀などの大事なときにも行います。司祭が司式し、信者とともにミサをささげるのです。

神とは、どういう方ですか?
神のことを知るためには、聖書の教えを読むのがいちばんよいでしょう。

イエスとは、どういう方ですか?
イエスは、私たちに神への道を教えてくださった方です。およそ二千年前、イスラエルのベツレヘムで貧しい状態でお生まれになり、およそ三十歳で故郷を離れ、町や村をまわって人々に教えたり、不思議なわざを行ったりされましたが、そのわずか二、三年後の西暦三十年ごろ、十字架にかけられました。しかし、聖書が示すとおり、三日目に復活され、弟子たちに現れました。彼らに全世界に教えを伝えるように命じられたのち、神の元へ戻られました。

聖書とは、どういう本ですか?
聖書とは、神が行われた救いの歴史と神の教えを伝える本です。「旧約聖書」と「新約聖書」に大きく分かれています。旧約聖書は、イエスが生まれる前に書かれたもので、四十六の文書からなっています。新約聖書は、イエスの生涯とその教えを伝えるもので、二十七の文書からなっています。

カトリックとプロスタントは違いますか?
カトリックとプロテスタントは、ともにキリスト教です。聖書も同じです。けれども、聖書の解釈とそれぞれの教えには、多生の違いがあります。世界のキリスト教徒の半数強は、カトリック教会に属しています。カトリック教会は、教えも指導も世界中で一つとなっています。最高指導者は「バチカン」に住むローマ法王です。教会で「教皇」と呼びます。教会は「教区」に分かれていて、教区の責任者は「司教」です。日本には十六教区あります。なお、各教区の中に多数の小教区があります。